#止まることのない少子化(その24)

子供が必要なわけ

社会保障というものがだんだんと充実していって、老後の生活を政府が社会保障という形で賄っていって、子どもというものはいいものだと思いながらも、結婚をしなかったり、結婚をしても子どもを持つことがなければ、それはそれとして、一つの生き方であると考えてしまう時代になってきたのかなと言えるのではないのだろうか。そして、時期が来たからといって結婚をして子どもを持つという生き方が、必ずしも取られなくなってきたのだと思われる。

だがしかし、社会保障が充実してきて子どもを持つということが必要ではないということになると、子供の数も減り将来の社会保障の持続可能性が低くなるということだ。

この現象を取り去るのが子育て支援になるのだろう。高齢者の生活保障というものを社会化したのだから、その不具合を緩和するために、子育ても社会化することでバランスのとれた社会にすることが必要なのだと考えられる。

決して現在の若者が世の中で言われているように、すべて結婚を望んでないとか、子供もいらないんだよとは思っていないことは明らかなことだ。若者もたくさんのこれから先の希望を持っているはずだ。

また社会がインフラをはじめとしてキチンと機能していくためにも、今後世代のバランスが必要になることは明らかだ。共働きで子どもを育てられるようになることが、きっと若い人たちの希望を叶えることにもつながっているのだろう。

そのためにはスウェーデンでは保育所の利用率が高く、それに伴い出生率も女性の労働参加も高いということを見習うべきであろう。だから保育施設の整備は重要だ。

(その25に続く)

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