奨学金学生の現実

東洋経済オンラインより

ある中流家庭育ちと自覚している大学生A君の現実。大学入学時に第一奨学金と第二奨学金を申請して、審査を通り月々5万4000円、2万円づつ借りて借りてこれを大学での授業料に充てているという。卒業時には350万円の返済が待っている。

大学生で#奨学金 を受給している割合は、大学(昼間部)で49.6%、短期大学(昼間部)で56.9%、大学院修士課程で49.5%、大学院博士課程で52.2%(日本学生支援機構調べ)となっているとのこと。大学生の平均借り入れ額は約310万円で卒業後の返済に苦しむ人も少なくなく、返済の負担感を「苦しい」と回答したのは、全体の44.5%と半数近くにのぼっているとのこと。同時に、4人に1人が、#奨学金 返済を延滞したことがあるとの報告もある。

政府の方々、これが現実ですよ。これが今の学生なんですよ、恵まれてきたあなた方とは全く違う世界ですよね。文部科学省によれば、令和3年度の大学の入学金・授業料を合わせた初年度の学費負担は、平均約80万~120万円、4年制の大学であれば平均500万円近くの学費を負担することになりますよ。学費が高いことによって負担が増し、また、非正規雇用や無職になることも相まった結果、調査の回答者の2割が貯金を切り崩して生活をしているようだ。

1980年ごろと比較しても、40年間で授業料は国立大学が約15倍(入学料は約5.6倍)、公立大学が約20倍(入学料は約15.8倍)、私立大学が約4.7倍(入学料は約2.6倍)値上がりしています。一般家庭の給料は下がり気味であったのに、これが現実です、なんか変ですよね。

最初に出てきた大学生A君は卒業後毎月3万円づつ返済しても10年近くかかる。この中流家庭の学生が「僕が生まれるずっと前から、この国は経済成長していません。給料は上がることなく、逆に可処分所得は減っています。そのくせに、政府は増税を声高に叫び、それでいて学費は下がらない……。もどかしいというわけではないですが、『どうして、こうなっちゃったんだろう』とは思ってしまいます」と本心を述べています。まったくその通りです。このような奨学金借入者、返済者を国が積極的に救済すべきである。


 

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