(6/18日経新聞より)
IT技術者になる女性が増えているという。IT技術者にはプログラマーやシステムエンジニアリングなどが含まれていて日本では2020年に男女合わせて125万人(2015年に比べて25%増)いるという。2022年には132万人で世界4位だという。
日本の女性IT技術者が占める割合は2021年には22%となり、この10年で7%高まり欧米並みになり、異業種からの転職者数も10倍に増えたという。でも凄いですね。
賃金の男女格差が金融業とか製造業より小さくて在宅勤務も定着していることが背景にあるとのこと。
賃金が高くて、在宅勤務が定着しているのであれば、若い人が悩んでいる共働き、共保育の大きな支援になるだろうし、少子化対策の大きな足掛かりになるのではないだろうか。
一つの例として、あるソフト会社でマーケテイングの仕事をしていた27歳の女性が自分が考えるようなソフトを作れないもどかしさから畑違いの転職を決心して、会社を休職し3か月間、オンライン講座で毎日勉強してスキルを身につけたという。企業にデジタルトランスフォーメーションの加速が必要になり、テック人材の需要が高まってきたのが追い風だ。
IT技術者のメリットは
①賃金の男女格差が小さい
②働き方の自由度が高い(時間、場所)
などがあげられる。
国交省調査だと2022年度はテレワークの実施率74%は主要産業の中で一番高いという。
政府もここに注目し、働き方を柔軟に選べ育児などをしながらも働きやすい環境を作るべきではないか。「学びなおし」などという抽象的な言葉ではなく、上記例の女性のようにオンライン講座のようなITの専門知識を学べるような教育基盤を作る必要がある。
企業の遊休の休業システムでもいいだろうし、きちんとした形でのIT企業への転職支援でもいいと思う。