# Z世代考

野澤和弘毎日新聞客員編集委員の記事を参考にさせていただきました。


入社3年以内に大卒の約3割、高卒の約4割が退職していると言われている。社会人としての立ち振る舞いができるようになる前に辞めてしまう、というのが「Z世代」の1つの傾向になっているという。「今の20代の社員はみんな転職サイトに登録している」というのがの社会人の常識らしいですね。

その理由は賃金、長時間労働、プライベートな時間が持てない、職場内の人間関係がうまくいかない、会社の社風が嫌だ、将来性に希望が持てないなど。特に「ちっとも働かない中高年社員が威張って社内で優遇されている。そのツケが自分たち若い社員に回るのはがまんできない」と。でもこれらはバブルが弾けた後で、理不尽な社会で耐えながら生きてきた多くの人から見たら、なかなか理解が難しいことなんでしょうが、ただバブルが弾けた後の厳しい不況時代は転職するにも全くその選択肢はなかったことにもよるでしょうね。

# Z世代 という言葉でいろいろな人が世代を評価しているのを目の当たりにする。一色単にすることはおかしいとは思うが、全体的にこういう傾向があるということだと理解している。
今のコマーショル風で言えば「Z世代ってひとくくりにしないでくださーい」となるね。
ネットを使いこなした生活が特徴的であり、社会的格差が大きくなり低賃金の非正規雇用が多い時代に生きてきたからが原因かどうかは不明ですが、経済的には保守的堅実な金銭感覚で、家や車などの所有欲があまりなく、シェアを選ぶ傾向が強いとされる。それでも音楽や動画の配信、飲食など自分の気に入ったものには出費を惜しまないと言われる。

性別、国籍、人種など多くの個性を持った人々との共生を尊重し、ある特定の価値観を押しつけられるのを嫌がるつながりを大事に思い強くは自己主張はしない。ものごとに意味を求めるのが好きで、意味が感じられないと思えば逃げることもZ世代の特徴と言われている。自分と意見が異なる相手との衝突しているストレスや時間を嫌い、そうであれば、その場から去ることも多い。会社での人間関係や働き方に疑問や不満を持ったとき、それまでの人たちとは違い、改善したり克服しようと努力することを避けてもっと良い職場を見つけようとしてしまうと批評されることが多い。

ただし今の時代でもどの職場にも言い争い、ストレス、厳しい人間関係、価値観の違いなど少なからずあると思うし、そこからエスケープだけを考えていると人間的にも成長が見えてこないし、会社愛とか信頼も感じられないのではと思われるのだが・・・。確かに高度成長もバブルも知らないで、限られたパイの中でしかも現在のような運のいい人間だけがいい目に合うような変な格差が広がれば、下の方にいる人々はますます苦しくなるまた政治を見れば年寄り議員が多く、年寄りのために都合の良い政治が行われ、若者が将来に希望が持てるような、国の仕組みを変えるような政策が行われれると感じられない現状にも辟易としているように思う。

戦後の貧しさも知らず、平和で豊かになっていく社会で育った最も恵まれた世代である人々がただ単に長く生きていろいろ経験してきたというだけで、がまんをしない今の若者にもっと苦労すべきだと言うことが本当にできるのであろうかも問われるところです。


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歌とか楽曲の作り方とか一般音楽の話とか、今の出来事の話も載せていきたいと思っています。youtubeやtwitterにも連携して載せていくつもりです。
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