(#地方再生 )この問題の一つに東京(大都市)一極集中化という問題がある。地方に魅力がなくなって多くの若者(特に女性)が東京や大都市に出てきて生活する。
地方ではどんどん若い人が減少し、ますます地方には魅力がなくなり老齢化していく。
日本全国各地でそういう現象を見直し、輝ける地方にしようという動きが出てきている。
いわゆる「街おこし」と言われるもので、企業を誘致したり、その地域の観光を世の中にPRしたりして、人が移住したいような魅力ある街を再生しようとしている。
今日のニュースで取り上げられていたのは栃木県宇都宮市の次世代型路面電車LRT(ライトレール)だ。現在これは富山県で2006(平成18)年開業の富山ライトレール(現・富山地方鉄道富山港線)に続くもので、宇都宮市と芳賀町を結ぶ宇都宮ライトレールが完全新設路線として開業したもので全長14.6キロメートル、宇都宮駅から工場地域を44分で結ぶものだ。
(宇都宮LRT公式HPよりの写真)
この電車は環境にやさしい電車であり、車社会の見直しという意味合いもあり、①マイカーを減らしての渋滞の緩和。②CO2の削減などの大きな特徴があり、住民が高齢者になって車に乗らなくなっても、利用できるもので車内に段差がない低床車両で騒音もない電車だ。
LRTを整備することで、今までは自家用車を使わなければ行くことができなかった場所にも公共交通を利用することが可能になり、環境負荷の軽減や沿線の市街地の活性化につながります。宇都宮市も、公共交通のネットワークを構築することで人口減少や少子高齢化などの時代の変化に対応できるまちづくりを進めています。LRTを導入することでまちづくりに大きな効果があるのか、知っておく必要があるでしょう。
(富山市観光サイトよりの写真)
「富山ライトレール」は利用者の減少が著しかったJR富山港線が走っていた路線の大半を引き継いで誕生した日本初の本格的LRT。
富山市は郊外に居住地が形成されているため、徒歩圏内に病院や行政サービスなどの機能がそろっておらず、車を使えない市民にとっては不便な街となっていた。そこで、富山市は公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりに着手し、その一環として2006年に「富山ライトレール」が誕生しました。その後、市内の中心市街地を環状線化する事業や、富山駅の南側と北側をそれぞれ走る路線を接続する事業が行われた。富山市から離れた近辺の都市ともLRTでつなげば近隣の街おこしにもなるものと思われる。