日本とヨーロッパの国々で出生率があまり大きくは離れてはいないのです。ヨーロッパではイギリスが1.6、デンマークで1.7、イタリアでは日本と同じ1.3です。大きな違いは、ヨーロッパの国々は大体その辺りの数字で毎年出生率が上下してきたのですが、日本は30年以上に亘って上下ではなく、一方的に出生率が下がり続けてきたのです。つまり過去30年間減り続けてきた子供たちがこれから先の30年~40年の間の親になっていくので、その間に生まれる子どもが増える余地がないのです。
そういうことを考えると、早くこの状況を変えていかないと今から30年先からも同じ状況が起こりますよね。今変えていかないとそういう状況がずっと、ずっと続きます。
子供が減ってしまえば、次代の親が減ってしまい、その子供がさらに減少するということが累積的に重なっていき、対策が遅れれば遅れるほど回復できなくなるでしょう。
あまりそういうことが多くの人達が知らされていません。
そして、この状況を変えること、またその効果が出てくるには大変時間が掛かります。
私たちはいったい何ができるであろうでしょうか?「少子化」は大変だと思うけれども、そんなに今すぐどうこう騒ぐ問題ではないと思っている人がすごく多いのかもしれないですね。でもこういう状況なのですよ。
多くの方々があまりこのことの緊急性を本気で感じていないのかもしれませんね。
私たちができる「少子化対策」はこの大変な事がとてもとても重要なことで緊急性のある事であるということを一人でも多くの人に共有することではないでしょうか。
友達に知ってもらったり、仲間に知ってもらうことが重要なのではないでしょうか!
そして多くの人がこの情報を発信して、国に、そして多くの企業にそして多くの人々にこれは大変なことなのだと理解してもらうことしかないのではと思います。
私たちの時代には時間的な限界があります。もう余裕がありませんね。いつか私たちはいなくなってしまうから「いいや」ということでは済まされないことだと思います。今の子どもやこれから生まれてくる子どもたち、将来の為にまさに今、気が付かなければならないことなのです。みんなで何とかしなければならない事だと思います。
将来のこの国の為に